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使い捨て折箱・弁当容器の選び方|業務用を実寸で比べる

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6つのマスに仕切られた黒木目のPSP折箱使い捨て弁当容器の選び方を、1948年創業の折箱屋が実寸で解説します

この記事でわかること

  • 使い捨ての折箱(使い捨て弁当容器)にはどんな素材があり、それぞれ何に向いているか。
  • 折箱は使い捨て弁当容器の一種であること。ほかの容器との違い。
  • 仕切の数で使い勝手がどう変わるか。実寸と1マスの大きさで比べられます。
  • 蓋の形が4種類あり、料理と運び方で選び分けること。
  • 汁気の多い料理をテイクアウトするときの備え方。
  • 電子レンジで温め直せるかどうか。
  • 業務用に仕入れる前に確かめておく4つのこと。

使い捨ての弁当容器とは、一度きりで使い切る食品用の容器です

使い捨ての弁当容器とは、料理を詰めて渡し、食べ終わったら捨てていただくことを前提に作られた食品用の容器です。洗って繰り返し使う弁当箱とは、はじめから役割が違います。テイクアウト容器、ワンウェイ容器、使い切りの食品容器と呼ばれることもありますが、いずれも同じものを指しています。

折箱も、この使い捨ての弁当容器の一種です。折箱は、薄い板を折り曲げて成形した蓋つきの容器で、寿司折、仕出し弁当、うな重、おせち料理、和菓子の詰め合わせなどに古くから使われてきました。「使い捨ての弁当容器」と言うとプラスチックの弁当箱だけを思い浮かべる方が多いのですが、折箱もその仲間です。折箱そのものの意味や歴史については、折箱とは|意味・歴史・素材の違いを折箱メーカーが解説で詳しく説明しています。

日野折箱店は広島県福山市で1948年から折箱を作り続けている折箱屋です。この記事では、弁当容器を業務用に仕入れる立場から、実際の商品の寸法を挙げながら選び方を説明します。

素材で選ぶ|木製・PSP・紙製とそのほかの素材

木製のS御膳折箱に6つの仕切を入れた状態

使い捨ての弁当容器は、素材によって持ち味がはっきり分かれます。日野折箱店が扱っているのは木製折箱とPSP折箱で、紙製折箱は完全別注でお受けしています。そのほかの素材についても、どのような場面に向くかを併せて記載します。自社で扱っていない素材のほうが向く用途もありますので、正直にお伝えします。

素材 持ち味 向く料理・場面 日野折箱店の取り扱い
木製(ファルカタ材が主流) 木が余分な水分を吸うため、ご飯がべたつきにくい。白木の見栄えが料理を引き立てる。 寿司、うな重、慶弔の仕出し、おせち料理、和菓子 在庫品として販売しています
PSP=発泡スチロール(発泡ポリスチレン) 軽く、形や色柄の種類が豊富。多種多様な形状が作れる。 日常の弁当、仕出し、オードブル、テイクアウト 在庫品として販売しています
紙製 環境に配慮した再生紙を中面に使い、漆器のような高級感がある。 おせち料理の重箱、菓子、ギフト 完全別注のみ。オンラインショップには掲載していません
PP(ポリプロピレン) 耐熱性を高めた製品が多く、温め直しを前提にした弁当に使われる。 弁当チェーン、惣菜、冷凍して配るもの オンラインショップでの取り扱いはありません
経木(きょうぎ) 薄く削った木を、折り曲げたり巻いたりして食品を包む昔ながらの素材。 おにぎり、和菓子、包んで渡すもの オンラインショップでの取り扱いはありません
アルミ 直火やオーブンの熱に耐える。 グラタン、焼き物 オンラインショップでの取り扱いはありません

(出典:日野折箱店の商品規格表/2026年8月現在)

1つの容器が1つの素材でできているとは限りません

折箱の材質は、部位ごとに違うことがあります。たとえば「折箱 PS 黒木目6.5寸 6仕切」は、側がPSP、底が紙、蓋がPSP、仕切がPSPです。「折箱 木製 S御膳 (6仕切別包)」にいたっては、本体側が木製、底が紙、内装紙が紙、被蓋側が木製、蓋板が紙、仕切がPSPと、6つの部位で素材が分かれています。「木製」「PSP」という言い方は、その容器のいちばん外から見える部分の素材を指していると考えてください。仕入れの際は、商品ページの材質欄で部位ごとの素材をご確認いただけます。

なお日野折箱店の商品名では、PSPを「PS」と表記しています。どちらも同じ素材です。

仕切の数で選ぶ|同じ大きさでもマスの数で使い勝手が変わります

9つのマスに仕切られたPSP製のグルメBOX折箱

弁当容器の選び方というと、まず大きさが話題になります。ただ実際の現場でいちばん効いてくるのは、仕切が何本入っているかです。仕切の数が決まると、盛り付けにかかる時間も、料理が寄ってしまうかどうかも、蓋を開けたときの見え方も決まります。日野折箱店では、仕切の数で折箱を探せるようにしています。

下の表は、仕切の数ごとに代表的な折箱を並べたものです。寸法はいずれも本体の内寸で、料理を盛る側の実際の大きさです。1マスの目安は、仕切で区切られたあとの1区画の大きさです。

仕切の数 代表的な折箱 本体内寸 1マスの目安 向く料理・場面
仕切なし 折箱 PS ランチBOX【仕切無】 197×162×48mm なし 丼もの、大きなおかず、自由に盛り付けたいとき
仕切なし(木製) 折箱 木製 2合折 206×130×30mm なし 寿司、和菓子。浅いので平らに盛る料理に向きます
2仕切 折箱 PS ランチBOX【横仕切】 197×162×48mm(仕切高さ39mm) 横一本で2区画 ご飯とおかずを分ける、いちばん基本の形
4仕切(十字仕切) 折箱 PS 黒木目 6.5寸 十字仕切 180×180×40mm(仕切高さ33mm) 88×88mm 幕の内、おせち料理、法事のお斎(おとき)
6仕切 折箱 PS 黒木目6.5寸 6仕切 275×182×45mm(仕切高さ36mm) 88×88mm 品数の多い仕出し弁当、会議やイベントの弁当
6仕切(木製・別包) 折箱 木製 S御膳 (6仕切別包) 277×184×45mm(仕切高さ33mm) 約88×88mm 会席、慶弔、贈答。仕切は別包で届きます
9マス 折箱 PS グルメBOX 9マス仕切 195×162×40mm 長方形195×62mm/正方形46×46mm 副菜やデザートを少しずつ、お重のように見せたいとき
二段(上段6仕切・下段4仕切) 折箱 PS 姫杉 会席二段折 224×148×42mm(上下段とも同じ) 上段72×72mm/下段110×72mm 品数の多い会席、格を上げたい仕出し

(出典:日野折箱店の商品規格表/2026年8月現在。同じ呼び名でも商品ごとに寸法が異なりますので、各商品ページの記載をご確認ください)

仕切の数は、盛る品数より1つ多いくらいが扱いやすくなります

仕切が多いほど良いというものではありません。マスが小さくなるほど、1品あたりの分量が少なく見えます。逆に仕切が少なすぎると、運んでいるあいだに料理が片側へ寄ります。品数が3品なら4仕切、5品から6品なら6仕切、副菜や漬物やデザートまで詰めるなら9マス、というのが日野折箱店でお客様にお伝えしている目安です。迷われた場合は、実際の料理を1食分お聞かせいただければ、こちらから寸法と仕切の数をご提案します。

なお、仕切の入り方には2種類あります。1つは、仕切をセットした状態で届くものです。もう1つは、仕切が別包で届き、盛り付けのときにご自身でセットするものです。「折箱 木製 S御膳 (6仕切別包)」は後者にあたります。どちらであるかは商品ページの備考欄に記載しています。

蓋の形で選ぶ|4つの形があり、運び方と見せ方が変わります

弁当容器の蓋は、どれも同じではありません。日野折箱店の折箱で使っている蓋の形は、主に次の4つです。

蓋の形 どんな蓋か 使っている折箱の例
面取蓋 角に丸みをつけた蓋。PSP折箱に多く使われています。 折箱 PS ランチBOX、折箱 PS 黒木目6.5寸 6仕切
被蓋(かぶせぶた) 本体の外側からかぶせる蓋。重ねて積みやすく、高級感が出ます。 折箱 木製 オードブル250角、折箱 木製 うな重折
置蓋(おきぶた) 本体の上に置くだけの蓋。浅い折箱に使われます。 折箱 木製 2合折
印籠蓋(いんろうぶた) 本体と蓋がぴたりと合わさる蓋。重箱のような格が出ます。 折箱 木製 65重 一段折

蓋の形は、積み重ねて運べるかどうかにも関わります。二段折の場合は、上段と下段で形が違うため、上下を入れ替えると重ならない商品があります。蓋と形状のより詳しい説明は、蓋・形状のご説明のページに図でまとめています。

汁気の多い料理には、中トレーや成型カップを併せます

折箱は、一部の商品を除いて完全防水ではありません。煮物の煮汁、たれのかかったご飯もの、水分の出る和え物をそのまま盛ると、底から染みることがあります。備え方は3つあります。

1つめは、中トレーの付いた折箱を選ぶことです。「折箱 PS 黒木目 長角大盛丼」は、本体内寸216×142×48mmで、汁気を受け止める中トレーが仕切と一緒にセットされた状態で届きます。どんぶりものをそのままテイクアウトに回したい場合に向いています。

2つめは、成型カップを併せて使うことです。汁気のあるおかずだけをカップに入れて、折箱のマスに置きます。3つめは、盛り込む前に粗熱と水気をとることです。熱や水分が残ったまま詰めると、素材が反るなど形が変わることがあります。

あわせてご注意いただきたいのが、柑橘系の食材とアルコールです。これらに触れると素材が変質したり変色したりすることがあります。また折箱は使い切りの容器ですので、洗って再利用したり、食品以外の用途へ転用したりすることはお避けください。

小鉢を組み合わせると、盛り付けが早くなります

仕切の入った折箱は、マスの寸法に合う小鉢を組み合わせると、盛り付けの手間がぐんと減ります。おかずを小鉢に詰めてからマスに落とし込むだけになるためです。作り置きもしやすくなります。日野折箱店では、折箱のマスに合わせた寸法の小鉢を用意しています。

小鉢の呼び名 実寸
小鉢45(赤金) 正方形 58×58mm
小鉢50(赤金) 正方形 65×65mm
小鉢65(赤金) 正方形 87×87mm
小鉢65-長2割(赤金) 長方形 174×87mm
小鉢70(赤金) 正方形 97×97mm

(出典:日野折箱店の商品規格表/2026年8月現在)

選び方の考え方は単純で、折箱の1マスの寸法より小さい小鉢を選びます。たとえば1マスが88×88mmの折箱であれば、87×87mmの小鉢65(赤金)が収まります。ただし実際に収まるかどうかは仕切の高さや角の丸みにも左右されますので、各折箱の商品ページにある「対応付属品」の欄をご確認ください。その折箱に合う小鉢を明記しています。小鉢は別売りです。

業務用に仕入れる前に確かめる4つのこと

1.実物を1個取り寄せて、料理を入れてみる

寸法の数字だけで決めると、思っていたより浅かった、ご飯の量が入らなかった、ということが起こります。日野折箱店ではサンプル購入をご用意していますので、1個からお取り寄せいただけます。実際の料理を盛ってみて、蓋を閉めて、持ち上げてみてください。

2.まとまった数を買う前に、少量で試す

日野折箱店の折箱には、バラ売とケース売があります。バラ売は10個入からお求めいただけますので、数日ぶんだけ試してから本格導入する、という進め方ができます。ケース売の入数は商品によって異なりますので、各商品ページの数量欄をご確認ください。

3.納期の区分を確かめる

折箱には、在庫品と受注生産品があります。在庫を持っている商品と、ご注文をいただいてから作る商品とでは、出荷までの日数が変わります。どちらであるかと出荷までの日数は、各商品ページの納期目安の欄に記載しています。行事や催しに合わせて使われる場合は、この欄を先に見ておくと安心です。

4.オリジナルで作るかどうかを決める

既製品に合うものが見つからない場合は、オリジナルの折箱を製作するという選択肢があります。日野折箱店では300個から製作しています。サイズ、形状、ロゴ入れなどの仕様は、ご相談のうえで決めていきます。詳しくは折箱販売でオリジナル|法人向け完全ガイドをご覧ください。折箱の寸法の見方については折箱のサイズ・寸法の選び方で詳しく説明しています。

使い捨ての弁当容器についてよくある質問

使い捨ての弁当容器には、どんな種類がありますか?

素材で分けると、木製、PSP(発泡ポリスチレン=発泡スチロール)製、紙製、PP(ポリプロピレン)製、経木、アルミなどがあります。日野折箱店は木製折箱とPSP折箱を在庫品として扱い、紙製折箱は完全別注でお受けしています。形で分けると、仕切のないもの、仕切の入ったもの、二段になったもの、透明な蓋の付いたものなどがあります。料理の品数と、温かいまま渡すのか冷めてから渡すのかで、向くものが変わります。

折箱と使い捨ての弁当容器は違うものですか?

違うものではありません。折箱は使い捨ての弁当容器の一種です。薄い板を折り曲げて成形した蓋つきの容器を折箱と呼びます。プラスチックを射出成形した弁当箱と比べると、木の質感や和の意匠を出しやすく、寿司や仕出しや慶弔の場面で選ばれてきました。「弁当容器」「テイクアウト容器」「使い捨て容器」という言い方で探されている方が、実際に必要としているものが折箱だった、ということはよくあります。

業務用の弁当容器は何個から買えますか?

日野折箱店のオンラインショップでは、サンプル購入なら1個から、バラ売なら10個入からお求めいただけます。まとまった数が必要な場合はケース売をご利用ください。ケース売の入数は商品によって異なります。オリジナルの折箱を製作する場合は300個からです。

仕切は何個のものを選べばよいですか?

盛り付ける品数より1つ多いくらいが扱いやすくなります。品数が3品なら4仕切、5品から6品なら6仕切、副菜や漬物やデザートまで詰めるなら9マスが目安です。仕切が多いほどマスは小さくなり、1品あたりの分量が少なく見えます。逆に仕切が少なすぎると、運んでいるあいだに料理が片側へ寄ります。

汁気の多い料理には、どの容器が向いていますか?

中トレーの付いた折箱が向いています。「折箱 PS 黒木目 長角大盛丼」は、汁気を受け止める中トレーがセットされた状態で届きます。中トレーの付いていない折箱をお使いになる場合は、成型カップを併せてください。折箱は一部の商品を除いて完全防水ではありませんので、水分の多い料理を直接盛り込むことはお避けください。

電子レンジで温め直せますか?

日野折箱店の折箱は、基本的に電子レンジには対応していません。加熱することを前提に作られた容器ではありませんので、原則として電子レンジやオーブンでの加熱はお避けください。ただし一部の商品については、お客様のご判断で電子レンジに使えるものとしてお使いいただいている例もあります。温め直しを前提にお使いになる予定がある場合は、商品名をお知らせのうえ、事前にお問い合わせください。なお折箱全般の取り扱いとして、火器や熱源のそばに置かないこと、直射日光と高温多湿を避けて保管すること、料理は粗熱と水気をとってから盛り込むことをお願いしています。

弁当容器と折箱のことなら1948年創業の日野折箱店へ

日野折箱店は、広島県福山市で1948年に創業した折箱屋です。木製折箱とPSP折箱を取り扱い、設計から製造までを自社で行っています。沿革・会社概要・認定については日野折箱店のあゆみをご覧ください。

「この料理には何仕切のものが合うのか」「まず実物を確かめたい」「うちの器の寸法に合わせて作れないか」といったご相談を日々お受けしています。弁当容器は実際に手に取って料理を盛ってみるのがいちばん確実ですので、サンプル購入をご用意しています。

この記事について

寸法・材質・蓋の形状・仕切の数・取り扱い上の注意は、日野折箱店の商品規格表および蓋・形状のご説明ページにもとづく2026年8月現在の情報です。商品ごとに仕様が異なる場合がありますので、実際のご注文時は各商品ページの記載をご確認ください。

本文中の寸法は、断りのない限り本体の内寸です。同じ呼び名の商品でも、寸法は数mm前後することがあります。

日野折箱店が取り扱っていない素材については、一般に知られている特徴を記載しています。

最終更新:2026年8月1日/執筆:株式会社 日野折箱店(広島県福山市・1948年創業)

折箱のことなら日野折箱店

会社名 株式会社 日野折箱店
住所 〒721-0961 広島県福山市明神町1-3-7
電話番号 084-922-3837
メールアドレス order@hinooribakoten.com
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